「 煙を囲う 」
倒流香、ガラス筒
pis.コエダ 小林
2023 .02 .21 .Tue
環境を整えてぼちぼち更新していこうと思います。
私利私欲趣味全開が目標です。あと適度でない適当です。
昨年度までは抽象化した画像情報を中心に更新をしていましたが、今回からは情報を明快に共有しつつ一緒に楽しんでいただける方を探すことに従事したいと思いますのでお気軽にお声掛けください。( 実際にLABへ遊びに来ていただけるとより楽しめると信。)
今回は少しさぼって過去シリーズから煙について考えたいと思う。
煙はすごい。空気に色がついて漂って全くもって謎な存在だなと。
それになんだかかっこいい気がする。
光と組み合わせてみたり、水と組み合わせてみたり
万能な表現メーカーである中で今回は少しへんてこな落ちていく煙を触ってみた。
煙をただただ落としてみる。籠の中に閉じ込めてみる。
空中分解してちりぢりになる感じ。
積み重なって結ばれているようでそのすぐそばからほどかれていくような。
振動への反応の純粋さはかなり好きでわくわくできる。
煙の池ができることに期待していたけれど、存在はしているものの溜まっている感はなかった。
煙の維持率や濃度を上げる方法があるのか?もし可能なのであれば本来の香りを継続させる機能とは相反する可能性はあるが視覚的に香りの存在を感じやすくさせることはできるのかも?
忍者が使う煙幕はあれはなになのか。もくもくしすぎ。
ライブの煙は光と合わせてパフォーマンスをより魅力的なものにする手段として使われているし、こどものころに見ていたおじさんの吸うたばこは臭いしたまにかっこよく見える不思議な棒だったなと。
下の写真のように小さな器いっぱいに煙を溜めてみると零れ落ちていくと思いきやあふれた煙は上へと昇っていった。
煙に空気よりも重い気体が含まれてるから下に落ちると思っていたが時間が経つと昇っていくところを見ると非常に興味深い。
本体が温まるから上昇気流が生まれて上がっていたのか?
そのほかにも線香本体の丸い穴に沿った筒状の風の影響を受けにくい台のようなものに接していないとなかなか煙は下に落ちていってくれない。
人間が同じ空間に存在するだけで煙が揺れてしまうくらい繊細なので扱いが難しいとも感じた。こちらも機能と結びつける場合に継続して使ってもらえるようなもの、精度を求めることが難しそう。
あとは煙が出なくなった後の七輪のような火種状態もなかなかかわいい。けれど煙に多く触れていた部分が黄色く汚れてしまうところは少しかわいくない。
→ その他 の実験
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