top of page
「 人みたい 」
石材、ピアノ線
pis.コエダ 小林
2023 .06 .02 .Fri
最近、近所の高校生の進路相談をしていた時に自分自身も少し大人になっていることを実感した
努力していてもその頑張り方のベクトルがずれていたり、目的に対して必要なことが見えていなかったりする
そこに少し手を添えてみたり、目的地がしっかり見えるように整理したりするだけで自分の脚と頭で進んでいけるんだなと
今回の実験では人が人と向き合い、自分と向き合えるきっかけを作りたいといった思いから
一種の瞑想装置のようなものを作れないかと吟味してみた
「 考えない葦 」としてそこに転がる 彼?私?をそっと拾い上げ、たくさんの楽しいことが見えるように自分の脚で立てるように一緒に考えてあげる
一人じゃ立てなくても性質や特性を理解してバランスを整え、手助けをしてあげる
一見立てているようでもバランスが悪いと自重や少しの風、振動でも倒れてしまう
大きく重ければ重いほど立った時の安定感はすごいが立つまでに膨大な時間と試行錯誤が必要となる
まるで胴体と脚だけでできた考えることのできない葦のような
自分の頭でしっかりと考え、正しい努力でより高く、遠くたくさんのものが見えればいいなと自分自身に言い聞かせているのかなとも思えてきたり
bottom of page